「たらきく」の話
立派な鱈(たら)が入荷しました。
お腹を開くと、白子がぎっしり。
もう少し、近づいてみましょう。
わっ、圧巻。すごいボリュームです。
中身を取り出すと、
空っぽになりました。
そして、いよいよ、生食で店頭に。
少し、色がピンクになっていますが、プルプル。
そのまま、醤油、ニンニク醤油、ポン酢で召し上がれます。
では、素朴な質問。たらきく、とは何でしょう?
鱈(たら・タラ)の白子(精巣)のこと。 主に岩手県や宮城県などの東北地方の太平洋側で用いられている呼び名。 赤い筋のような模様が菊の花のようにも見えることから、そう呼ばれるようになったといわれる。菊腸(きくわた)、菊子とも。地方独特の表現のようです。
ある日の電話注文で。
「たらきく、ある?」
「すみません、菊は置いてません」
「花の菊じゃなくて、食べる菊」
「菊、食べるんですかあ~??」
優しいお客様が説明して下さいました。最初から白子と言ってくれたら分かるんだけど、、、。
毎日、勉強になります。