エチオピア
宮城県女川から入荷。非常に紛らわしいですが、エチオピアから来たのではありません。別名、シマガツオ。でもカツオの仲間ではなく、スズキ科に属する白身魚です。
北海道、三陸などで大量に水揚げされることがあり、古くから切り身などに加工されていたもの。
クセがなく柔らか、マナガツオに似た色で、脂から来る甘味あり。ちょっと端っこいただきましたが、意外とトロトロしていて美味しいです。
でもね~、どうも見た目がイマイチ。意味もなく、口を開けてみるが、特に何もなかった、、。
そもそも、エチオピアって何?
昭和初期に南方漁業が盛んになった頃、エチオピア王国と外交関係が親密だったため、黒褐色の南方魚を漁船員がエチオピアと呼び始めたらしい。魚の色が黒いからと言って、エチオピアと名付けたなんて、今の時代だったら人種差別と非難されそうです。国産なのにエチオピアなんて名前付けられた魚も気の毒ですがね。
というわけで、blog書いてる間にエチオピアの刺身が完成。
名前に惑わされないで。宮城県産ですよ。
12パック限定です。かなり珍しい魚ですが、なんでこんな魚、仕入れて来たんだか、、、お客様に説明しにくくてしょうがない。