ゲーテが泣く
某書店での話。読みたい書籍が見つからずカウンターへ。
「芥川賞のゲーテ探してるんですが、どこにありますか?」
「分かりません」
「在庫ないの?」
「いま、調べます」(人気有りすぎて在庫切れか?)
検索後
「在庫はあります」
「どこに?」
「たぶんその辺り」(案内する気なし、勝手に探せと言わんばかり)
「だいたい、どの辺りよ」
「そこのコーナー辺りにあるんじゃないですか?」と指差し。(はあ?そこは単行本だろが。絶対違うだろ)
「わかりました」(かなり頭に来てる)
また店内をうろうろ、右往左往してるにも関わらず、店員は完全無視。ようやく店の片隅に置かれた書籍発見。福島にゆかりのある芥川賞作家の作品なのに、あまりにもお粗末な扱い。見出しポップもなければ何のPRもなし。郡山市出身だから福島市には関係ないって?
会計時「芥川賞の作品なのに、この扱いは酷くない?もう少しわかりやすく並べて貰えません?」(怒り抑えて抑えて、穏便に)
「はあ」。(全くやる気のない返事)
アルバイトではなさそう、れっきとした社員だと思いますが、一連の態度にキレそうでした。これじゃ、ゲーテが泣くよ。

帰ってから気持ち落ち着かせて読みました。正直な感想、筆者の豊富な知識、情報、博学に脱帽。文学知識がない私にとっては少し難しい箇所はありましたが、繊細な表現、目に浮かぶような描写に吸い込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
本来なら作品の事を中心にブログを書こうと思ったのに、購入段階での不愉快さが先にたち、こんなタイトルに。某書店さん、こんな社員教育ではいけませんぞ。